途上国で生活していると、どうしても栄養素が偏りがちですよね。また日本でも、ビタミン不足による肌荒れや鉄分不足による倦怠感に悩んでいる方は多いと思います。
そんな体調改善のために、今注目されているのが、奇跡の植物「モリンガ」です。
モリンガは、人間に必要な栄養素を全て含んでいると言われる次世代スーパーフード。
インド原産で驚異の市場成長率(26〜30%)を誇るモリンガですが、実は東ティモールでも生産されているのをご存知ですか?
今回は、モリンガの栄養素や栽培条件、そして摂取方法について説明します!
1. 令和時代のスーパーフード「モリンガ」の特徴と栄養素
モリンガとは、次世代のスーパーフードとして注目されつつある可食植物(木)です。
最大の特徴は、その豊富な栄養素にあります。
ギャバ、カルシウム、ポリフェノールに加え、なんと全ての必須アミノ酸を含んでいる唯一の植物でもあります!
肌のターンオーバーに重要な「ビタミンA」、エネルギーの代謝を助ける「ビタミンB」、抗酸化作用のある「ビタミンE」もたっぷり。
女性に不足しがちなミネラルの代表格「鉄分」を補ってくれるのも頼もしい限りです。

https://www.beautyworld.jpより
このように人間が必要とする栄養素が潤沢であることから、モリンガは今、世界中からの注目を集めています。
モリンガを賞賛する言葉も色々です。
葉だけでなく、茎や種、そして枝にまで健康や美容に役立つ成分が含まれているので、まさに「奇跡の木」と言えるでしょう。
▼モリンガの花

https://en.wikipedia.org/wiki/Moringa_oleiferaより
2. モリンガが東ティモールで栽培される意義とは
モリンガの原産はインドですが、現在ではガーナ、ナイジェリア、ケニア、ルワンダ、モザンビーク、カンボジア、フィリピン、そして東ティモールなどで栽培されています。
樹木の成長スピードは早く、数ヶ月で高さ1.5〜2mにも及びます。その後1年で、5〜10mにまで育つそうです。
東ティモールでも、現地NGOや農家が協力して、クオリティの高いモリンガ生産に取り組んでいます。
Proud to support #nutrition sensitive agriculture training for ag #extension workers in the beautiful garden & open classroom @ HIAM Health. Moringa, peanut, sweet potato, lettuce & cauliflower grow alongside new learnings & a call to action for participants. #TimorLeste #NSA pic.twitter.com/2G3aQJMBko
— TOMAK Timor-Leste (@TOMAKTimorLeste) June 7, 2018
東ティモールでは、一般家庭の裏庭にモリンガの苗木が生えていたりもしますよ。しかもボサッと、手入れされていないまま。
日本では喉から手が出るほど求められている食材なのに、有り難みが少ないかもしれません(笑)
さて、日本でも注目されているモリンガですが、この栄養潤沢な食材が東ティモールで栽培され始めていることには、とても大きな意義があると私は思っています。
ちょっと面白い地図を見つけたので、共有させてください。

https://www.globalgiving.org/pfil/1477/projdoc.pdfより
左側のマップ(緑)は、「モリンガの生産国」を表します。
対して右側のマップ(赤)は、「栄養失調が顕著にみられる国」です。
ピッタリ重なっていますよね!
モリンガの生産条件に欠かせないのは暖かい気候。つまり赤道直下の国では生産しやすいそうです。
健康問題を抱える国が、モリンガを自国で生産・自国民に還元できる仕組みが成り立てば、ある程度の自走も可能になります。
栄養失調の子どもたちを救うため、すでに国連やNGOでも、健康改善プロジェクトが進んでいるとか。
もちろん国や地域によって課題が異なることは否めませんが、こうした意味で、モリンガは東ティモールにとって、とても未来のある産業だなと感じています。
▼モリンガについての無料本(Kindle Unlimited会員のみ)
3. モリンガ商品を手に入れよう
東ティモールでモリンガを手に入れる
東ティモールでモリンガを手に入れるには、Timor Plaza内のKmanekスーパーマーケットや、すぐ隣のLEADERマーケットが便利です。
料理にも使いやすい、パウダー状のパック(50gm)が2ドルで売られていますよ!
日本でモリンガを手に入れる
東ティモール産のモリンガは、残念ながらまだ日本への輸入がありません。
モリンガは暖かい気候で育つので、日本では沖縄などが主な産地として知られています。
ちょっと試してみたい!という方は、以下のオンラインショップで買うことができます♪
▼ノンカフェインの琉球モリンガパウダー(沖縄産)
▼モリンガサプリ「ミドリのちから」90粒・30日分
▼モリンガ葉100%使用・モリンガサプリメント
▼インド原産「オーガニック・モリンガ」
4. モリンガを使ったレシピ例
さて、気になるモリンガのお味ですが…。
パウダー状の緑茶と同じ感覚で飲むと、「良薬口に苦すぎる」印象を受けました(※あくまでも個人の見解です)
青汁よりも、苦い。
ゴボウ洗った後の水を飲んでるみたい。
ですので、モリンガを摂取したい方には、味が気にならないタブレットで飲むか、以下のように他の食材や料理にプラスすることをおすすめします!
牛乳160ml
青汁2包
練乳30g弱
コップに入れて混ぜた後、アイスクリームメーカーで攪拌。美味しくて健康的なアイスだぜ。
https://t.co/4eqUxsu5jh
#煌めきモリンガ青汁#モリンガ#スーパーフード pic.twitter.com/3P2iR4EzWP— ぽかぽかびより小春@料理ブログ (@pokapokaKOHARU) July 31, 2019
モリンガ青汁で 豚しゃぶ豆乳そうめん https://t.co/YrVYP6hlPR <—-こちらからも最新!レシピ情報がチェックできます!!! #レシピ #食生活 #豆知識 #キッチン #料理 #料理好きな人と繋がりたい #cooking #Recipe
— gourmet_recipe (@gourmet_recipe6) August 2, 2019
その他、ヨーグルト、スムージー、ハンバーグやカレーに入れても大丈夫そうですね。
「ミドリムシクッキー」ならぬ「モリンガクッキー」も栄養価が高く魅力的かもしれません。

ちなみに…モリンガは味をマイルドにするので、すっぱいヨーグルトに入れると酸味が和らぎますよ!
おっBotardi、モリおじさん!
モリおじさんは2019年7月より、東ティモールのNGO「HIAM HEALTH(ヒアム・ヘルス)」で、モリンガを使った栄養失調や貧困の改善に取り組まれています。
東ティモールのモリンガ事情をもっと知りたい!という方は、ぜひ彼のブログとTwitterをチェックしてみてください!

まとめ
以上、次世代スーパーフードのモリンガの底知れぬ魅力について説明しました。
個人的には、タピオカブームの次に、令和時代のスーパーフードとして「モリンガブーム」が巻き起こると思っています。
これから夏バテや夏風邪をひきやすくなる時期です。
健康的な身体を保つためにも、ぜひお試しください!
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