東ティモールへの行き方|フライトやビザについて徹底解説!

インパクト抜群!|東ティモール首都ディリの壁を彩るメッセージ性の強いストリートアート

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Bondia!

お元気ですか?

今日も東ティモールはカンカン照りですね。

「暑いなら、部屋の中でのんびりしてよう〜」

日本では、そうやって怠惰の極み乙女を貫いてしまいがちのワタクシ。でも、東ティモールにいるとアラ不思議。

「暑いけど、お散歩でもしようかな〜」

出不精なのに、積極的に外に繰り出すというミラクルが起きます。それくらい、東ティモールの町歩きは魅力的です。

なぜなら、まず、人々が優しい。子どもたちがカワイイ。そして、町のいたるところに、彫刻や編み物など、ちょっとした芸術が施されているのを頻繁に見かけるのです。

個人的に東ティモールの人々は、ユニークで素敵なアート魂を持っている人が多いなぁと思っています。

首都ディリ市内のストリートアートも、そういった作品の一つ。

誰が描いているのか、そのビビットな色使いと力強いコメントに、ハッとさせられることもしばしば。

今回は、そんな目をひく、東ティモールのストリートアートについてまとめました。

東ティモール首都ディリのストリートアート

それでは一つひとつ、見ていきましょう*

1)Timor ida deit

English:Only one Timor

日本語:東ティモールはただ一つ

まずは、大きな蝶が印象的な、コチラの作品。

東ティモールではインドネシアの侵攻時代、物理的にも言語的にも、さまざまな形で無慈悲で容赦ない「分断」がなされました。愛する人との繋がりが絶たれたのは言うまでもがな、教育機関などでのテトゥン語の使用が禁止されたりと、東ティモール人としてのアイデンティティや国民意識を守り続けるには、想像を絶する苦悩があったと思います。

この作品からは、2002年の独立回復後の東ティモールにおける、東ティモール人の強い愛国心の再宣言ように感じられる気がしています。

2)Hari dame

お次はコチラ。

English:Build peace

日本語:平和を築こう

これまた、ドギツイ色合い。笑

アルファベットを彩る「黄色」「黒」「赤」「白」の4色は、東ティモールの国旗に使われている色でもあります。

パリンと割れた水面に、そよ風が吹きつけているようなデザイン。

首都ディリ市内にある”Arte Moris”という芸術学校を訪れるとより顕著ですが、東ティモール人はパキッとした色彩を好む傾向にあるのかもしれません。

3)Dame ba ami nia rain, Domin ba ita hotu, Timor ida deit

English:Peace to our land, love to us all, only one Timor

日本語:我らの地に平和を 皆に愛を ティモールはただ一つ

平和の象徴とされる白鳩が、東ティモールの国旗をチョンとくわえていますね。

同じ位置にピースマークも描かれています。

ピースマークは「Nuclear Disarmament(核軍縮)」を意味しており、平和運動や反戦運動のシンボルとして使用されてきました。

ちなみに東ティモールではサイクリングが盛んで、人々の趣味だけでなく、国際イベント(Tour de Timor)が開かれたりもしています。

作品中にたくさんスタンプされているサイクリングマークは、その時に付け加えられたものかも?

4)Hametin Unidade

English:Strengthen unity

日本語:いざ団結の時

かなりの意訳ですが、このような感じでしょうか。

五本指を広げた手形は、1993年に国連の「Declaration on the Elimination of Violence Against Women」で掲げられた”16 Days of Activism”のキャンペーンモチーフをも連想させます。

平和の象徴であるピースマークらしきものも、散りばめられているのがわかりますね。

5)Timor nia kultuea laos funu maibe dame

English:Timorese culture is not a war but peace

日本語:ティモールの文化は戦争ではなく平和だ

ちょっと直訳すぎましたが、「ティモール人の心にあるのは戦争ではなく平和だ」というようなメッセージだと個人的には受け取りました。

東ティモールといえば「紛争」「銃乱」「殺戮」という暗いイメージが世間に浸透していました。独立回復してからも続いた悲劇、特に東ティモールという国が世間の目に触れるようになったキッカケである1991年のサンタクルス事件は、多くの人が知っていると思います。そのため今でも、紛争直後国(post-conflict country)という印象が強いかもしれません。

この作品は絵もなく、青色の文字一色で綴られた文字という至ってシンプルなストリートアートです。それでも、過去のイメージから脱却したいと願う東ティモール人の心の叫びと平和への強い志が刻まれているようで、深く考えさせられる作品です。

まとめ|東ティモールのストリートアートの特徴

個性的なストリートアート、いかがでしたか?

東ティモールは長い植民地時代と紛争の歴史を経て、2002年5月に独立回復を果たしました。

今でこそ人々は明るく、町も落ち着いていますが、こうした芸術作品は、決して過去の爪痕から解き放たれていない彼らの心情を投影しているように思います。

私がかつて少しだけ滞在していたドイツやイギリスでは、ストリートアートと言えば絵が主でした。アルファベットなどの文字は、アーティストのサインに使われる程度。そのため同じ作品でも、コンテキストの読み取り方によって解釈が異なるという面白さがあると同時に、主観的な認知でメッセージが広まっていく危険性を孕んでいたと思います。

しかし東ティモールのストリートアートは、その対局。

しっかりと文字で表現されているので、見るもの皆に、誤解のないストレートなメッセージを届けられているのだなぁと思います。これも、私が東ティモールのストリートアートに感じる魅力の一つです。

現地に飛べば、もっと多くの作品を見ることができること間違いなし!

ぜひ、お気に入りの作品を探してみてください!

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