東ティモールへの行き方|フライトやビザについて徹底解説!

東ティモールの歴史や文化を知るためのおすすめ観光施設3選

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東ティモールの首都ディリには、文化系の施設がいくつかあります。

それぞれ、観光先としても訪れることが可能なため、本記事ではディリ市内の文化系施設を3箇所、詳しくご紹介します。

東ティモールの歴史や文化を知るおすすめ施設3選

それでは、首都ディリ市内にある文化的な施設を3箇所ご紹介します。

特に1と2は独立戦争関係の施設のため、東ティモールの歴史をより詳しく知ることが出来ると思います。

1)レジスタンスミュージアム(東ティモール抵抗運動博物館)
2)セントロ・ナショナル・シェガ!(CNC)
3)シャナナ・リーディングルーム

1)レジスタンスミュージアム(東ティモール抵抗運動博物館)

建物外観

建物入口

レジスタンスミュージアム(Arquivo&Museu da Resistência TimoLeste:東ティモール抵抗運動博物館)は、東ティモールが占領されていた時代から独立までの歴史を学ぶことのできる国営の博物館です。

歴史を文章と写真で紹介しているパネルを中心に、展示が構成されています。

使用されている言語は、英語・ポルトガル語・テトゥン語(東ティモールの公用語)です。かなりの文章量があるため、じっくりすべて読む場合は、時間を要するでしょう。

独立闘争で血を流した少年たちの私物の展示や、虐殺の様子などのショッキングな映像も流れています。その他の展示物は、銃などの武器、軍隊の服等や、ゲリラ軍のシェルター再現など、独立紛争に関するものとなっています。

■開館日:毎火曜日~土曜日(日曜日・月曜日休館)
■開館時間:9:00~16:30
■入場料:1USドル

【アクセス方法】

ミクロレット(ベモ)の場合、地図上の赤い星印の交差点(東ティモール国立大学付近)、または緑の星印の場所にて下車後、それぞれ徒歩数分。

緑の星印を通るベモ:西から東(ラルゴ・レジデレ公園、クリストレイ)方面に向かって走る03番、04番、09番、10番(09番は、赤い星印のところで降りても可。)

赤い星印を通るベモ:南方面(山側)に向かう02番、09番

※ベモのルートは、こちらから確認することができます。
Dili Microletルート
https://dilimicroletroutes.github.io/index.html#11/-8.5498/125.5614

2)セントロ・ナショナル・セガ!(Centro Nacional Chega!(通称CNC))

建物外観

建物入口

インドネシア占領時代に刑務所として使用されていた建物を、現在は文化財として残し、資料をアーカイブする約割を果たすとともに、来館者へ写真と文章(パネル展示を含む)を中心に歴史を紹介しています。

建物自体の見学が可能で、かつてその場所で何が起こっていたか、実際に見て感じることが出来ます。

インドネシア軍が撤退時に刑務所のほとんどを焼き払って去ってしまったため、現在の建物は、その後日本の支援で修復されています。ですが、当時の牢屋や、拷問に使われた器具の一部、囚人たちが壁に残したメッセージがまだ残っており、それらも見ることが出来ます。

日中でも暗くて狭い牢屋ひとつに、当時は20~30人が入れられていたそうです。占領時代の悲惨な状況を知ることが出来ます。

パネルに使用されている言語は、英語・テトゥン語となっています。

死体などのショッキングな写真も含まれています。

■開館日:毎月曜日~土曜日
(日曜日休館。ただし、日曜日でも廊下の展示のみならば観覧可能な模様だが、詳細は不明。)
■開館時間:8:30~17:30
■入場料:無料

【アクセス方法】

01番・04番・05番・08 番・09番のベモが建物前の道路を走っています。目の前にて下車可能。

※ベモのルートは、こちらから確認することができます。
Dili Microletルート
https://dilimicroletroutes.github.io/index.html#11/-8.5498/125.5614

※ちなみにグーグルマップでは、まだセントロ・ナショナル・セガが登録されていないため、検索する場合は、現在登録されている「Restaurante Irlina Jaya」で検索するのが良いと思います。位置的にはこのお店の目の前となっています。(ちなみに、こちらのお店はごく普通の、町にあるワルン(食堂)です。)

3)シャナナ・リーディングルーム(Xanana Gusmão ReadingRoom)

建物外観

シャナナ・リーディングルームは、生涯学習センターのような文化施設で、ミュージアム・図書館・児童生徒向け図書館・視聴覚室等で構成されています

ミュージアムは正面の建物内にあり、正面入口を入ってすぐのギャラリーのような部屋、3部屋がミュージアムとされています。

真ん中の部屋はシャナナ・グスマン氏に関係する品々が展示されており、受章した勲章や、肖像画などが多く飾られています。正面向かって右側の部屋は貸しギャラリーとのことで、期間により展示品が変わるようです。

正面向かって左側の部屋では、独立戦争関係の本の販売や、タイスを使用して制作された小物販売とともに、絵画(東ティモールの障がい者の方が描いた絵とのこと)の展示などもされています。

図書館内

奥にある図書館は、大人向け・児童生徒向けの二つがあります。テトゥン語の書籍がまだ少ないこともあり、現在は英語・ポルトガル語・インドネシア語の本なども取り揃えています。

登録すれば、インターネットも1時間無料で使用できるとのことでした。

その他、新聞が読めたり、独立戦争関係のビデオの視聴が出来るようです。

セミナーやワークショップの会場

外のオープンスペースでは、セミナーやワークショップなども行われるようで、語学や環境教育、保健、パソコン関係等のセミナーやワークショップを行っているそうです。

学習意欲のある東ティモールの若者たちで賑わっています。

なおこちらの施設は、シャナナ・グスマン氏(「独立の英雄」とも言われる東ティモール独立戦争時のゲリラ軍隊長。その後東ティモールの政治家として初代大統領および第3代首相を務めた)の妻の支援で、2004~2005年頃に建てられたそうです。シャナナ・グスマン氏の妻は現在オーストラリアに居るとのことですが、たまにこの施設を訪れるそうです。

■開館日:毎月曜日~金曜日(ただし土曜日は、ボランティアスタッフ滞在時のみ空いている場合もあるとのこと。)
■開館時間:8:00~17:00
■入場料:無料
【アクセス方法】

12番のベモ(クリストレイ発の市内に向けて走るベモ)が建物前を走っています。
また、地図上の赤い星印、緑の星印の場所からも下車後徒歩数分。

緑の星印を通るベモ:02番の南(山)側から来るベモ。バーガーキングのある交差点にて西方面へ左折するため、その交差点(緑の星印の場所)にて下車。

赤の星印を通るベモ:03・04・10番の西から東(クリストレイ)方面に向かって走るベモ。ラルゴ・レジデレ公園の文字看板前(赤い星印の場所)にて下車。

以上、文化系施設3箇所のご紹介でした。

ディリ市内を観光する際には、ぜひ訪れてみてください。

東ティモールの歴史をより身近に感じられると思います。

※上記は2019年10月時点の情報です。開館日時や料金の変更、または施設の内容にも変更が生じる可能性もあります。ご了承ください。

もっと深く知りたい!独立の歴史が語る東ティモールの文化面について

東ティモールは、2002年に独立を果たしたアジアで最も若い国です。

それ以前はインドネシアやポルトガルの占領下にありました。

ティモール島の東半分が東ティモールですが、西半分は現在でもインドネシアのため、文化的にはまだまだインドネシアの影響を強く受けていると感じます。

街の中心の主要な建物などは、16世紀から始まったポルトガル統治時代に建てられたものもあり、西洋の面影を感じられる部分もあります。

全体的には建物の造りや街の雰囲気など、インドネシアの地方都市という感じもあり、たった20年ほど前までインドネシアだったところなので、まだ東ティモール独自のものが確立されていない印象を受けます。

正確には、東ティモール独自の文化はあるはずなのですが、まだ東ティモールの人々自身がそれをきちんと見直す段階に入っていないと感じます。

国内には大きな遺跡などもほぼなく、入場料を払って鑑賞する等の体験が出来る施設はほぼありません。ただ、人々の生活、習慣等もすべて文化ではあるので、そういった生の暮らしに触れることが出来ると、より身近に東ティモールの文化を感じられると思います。

芸術品等においては、伝統的な工芸品のひとつとして、タイスという織物が人々の生活に根付いています。これは東ティモールの人々にとってもとても大切なもので、東ティモールの特徴的な芸術品のひとつであると言えるでしょう。

首都ディリには、タイスを専門的に扱うタイスマーケットがあり、また東ティモール国内でもタイスの保護活動等を行うローカルNGOもあります。

まだまだ独立戦争の記憶が新しく、国が独立したことを自身のアイデンティティとしている人々も多いのではないかと思われます。人々の作る工芸品やアパレル商品のデザインなどにも国旗や国名が多用されたり、国旗と同じ配色が好まれたり、他にも独立戦争時からある政党名などを記載したデザインもあります。

現在所在する文化施設も、独立戦争の歴史を紹介するものが多く、戦争色の強いものとなっています。

戦争以外の東ティモールの文化についてきちんと紹介する施設が登場するまで、まだ少し時間がかかるかも知れませんが、今後に期待したいですね。

▼本記事のライター

Miki Kobashi

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