今年もクリスマスが近づいてきましたね!
南半球にある東ティモールのクリスマスは日本と全然雰囲気が違うので、ご紹介してみたいと思います。
東ティモールには冬が無く、クリスマスの時期は雨季に入ったばかりで特に暑い頃です。
そして、東ティモールでは9割以上の国民がカトリック教徒。
クリスマス前から年始までが休暇シーズンで、首都ディリの住民は田舎に帰省する人が多いため、
クリスマス・イヴあたりからディリの街は人も車も少なくなります。
イヴとクリスマス当日は休業する行政機関やお店等も多いので、街はいつもより静かになります。
(東ティモール旅行には向いていない時期と言えます!)

首都ディリのハビビ橋公園のクリスマスツリー
クリスマスはミサに行って、家族と過ごすのが東ティモール人の習慣。
日本のお正月みたいな雰囲気、というのが近いと思います。
去年までは毎年クリスマスに政府宮殿の広場でコンサートが開催されていましたが、
今年はステージが用意されていないところを見ると、開催されないようです。
それから、東ティモールのクリスマスといえば、地域の人たちが各地の街角に制作する「プレゼピウ」!
プレゼピウは、次の写真のようにイエス・キリストの降誕の様子を再現して作られるものです。

プレゼピウとサンタクロース

厩の中の絵には生まれたばかりのイエスキリスト
こういったものを各地で隣近所の人たちと一緒に製作するのですが、
各地でデザインや工夫するポイントが異なるので面白いんです。
ラクダを作るところもあったり、電気を引っ張ってきて星型のランプを灯したり…!
でも、残念ながら今年は通りに面した場所では作るのが禁止されたとかで(詳細不明)、ディリでは数が減った印象があります。
私有地や路地裏でなら製作して良いそうな。
以上、東ティモールのクリスマスはこんな感じでした。
それでは、皆さんも良いクリスマスをお過ごし下さい!
Natal kmanek ba ita hotu!!
(Merry Christmas to you all)
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