前回はバナナの花房の調理方法をご紹介しましたが、今回も東ティモールの食べ物をご紹介します!
今回ご紹介する東ティモールの食べ物は、パパイヤのお花です。
そう、またお花!
でも、前回のバナナの花房とは違って、今回のパパイヤのお花は一味違います。
なんと、パパイヤのお花はとーっても苦いんです。

パパイヤのお花
東ティモールでは、「苦いものは体に良い」「苦いものを食べたら血が苦くなるので蚊に刺されない」と考えられているため、パパイヤのお花、葉、熟す前の青い実はどれも苦味がありますが、よく食べられています。
特にお花と葉はとっても苦いので、苦いものを食べ慣れていない人は完食できないかもしれません。
以前、ドイツ人のJさんと一緒に東ティモールの地方の町に滞在する機会があったのですが、
食卓にあったパパイヤのお花の料理を食べたJさんの反応はこんな具合でした。
Jさん「(もぐもぐ)げ、何これ!?すごく苦いんだけど!!」
東ティモール人「これはパパイヤの花だよ」
Jさん「花!?何で花を食べるの!?苦くて食べられないよ」
東ティモール人「苦いのが体にいいんだよ〜」
Jさん「ええ〜?僕は国に帰って、ママに『東ティモールではどんなものを食べていたの?』って聞かれたら『(甲高い声で)お花を食べていたんだよ、ママ!』と答えるよ…はあ…(ため息)」
と、こんな風に、苦い食べ物に馴染みのない人には少し辛いぐらい苦味があります。
(Jさんは慣れない米食文化に少々疲れていたせいもあるようでしたが)
さて、味についてはこれぐらいにして、次は調理方法についてご説明します。
①まず、茎から花の部分を外します。(ここで塩もみすると苦さを少し減らせます)
②鍋で水を沸騰させ、花を投入し、しんなりするまで茹でます。
③お湯から上げて、水分を切ります。
④フライパンに油を敷き、ニンニクとシャロットを炒めます。
お好みでトゥラシ(インドネシアのエビ発酵ペースト)を入れても美味しいですよ。
⑤香りが立ったら、花を入れて炒めます。(空芯菜と一緒に炒めても美味しい)
⑥味付けに塩やマサコ(化学調味料)を加え、炒め合わせて完成!

パパイヤの花と空芯菜の炒め物
以上、パパイヤのお花の調理方法のご紹介でした。
苦い食べ物が平気な方や、珍しい食べ物にトライしてみたい方は是非一度お試しください!
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