東ティモールを旅行中に、ちょっとした食べ物や日用品が必要になることもあると思います。
しかし、慣れない国での買い物は、一体どこへ行けば良いか迷いますよね。
そこで今回は、東ティモールの首都ディリでおさえておけば安心の、お土産・ショッピング場所をご紹介します。
なお、東ティモールの通貨は米ドルです。

東ティモールで食品・日用品の買い物に便利なスーパー7選
まずは、フルーツや野菜、調味料や飲料など、食品のラインナップが充実しているスーパーをご紹介します。
1. Kmanekスーパー@ティモールプラザ
Kmanekスーパーは、東ティモール唯一のショッピングセンター「ティモールプラザ(Timor Plaza)」の地下1階にある買い物スポットです。
東ティモール在住者であれば、誰もが知っていると言っても過言ではないでしょう。
肉・魚介類・その他ミールキットの冷凍製品や、餃子の皮、チクワやツミレといった練り物もあります。
ちなみにレジ袋は、近頃話題となっている「I AM NOT PLASTIC」のエコバックを採用しています。
海洋汚染の撲滅を目指すサーファーが開発したというこのエメラルド色の袋は、なんとタピオカの原料である、キャッサバから作られているそうです。
海水に沈められても数十分、お湯に浸した場合はものの数分で溶け出すとか。人体に入れても問題のない物質で作られているため、環境保護に大いに貢献しています。
2. OFFICE WORLD@ティモールプラザ
OFFICE WORLDは、その名の通り、オフィス用品が充実しているスーパー文具やさんです。
先ほどご紹介したKmanekスーパーの真横にあります。
ハサミ一つとっても、その種類はなんと10以上!
ポストイットも、色やサイズなどバリエーションが豊かです。
その他ホチキス、修正液、ノリ、透明袋、ジップロック袋、名刺入れ、ペンケースやバインダーの数々など、棚一面に敷き詰められた豊富なラインナップが心強い!
文具類で欲しいものがあれば、大抵のものはカバーしてくれるでしょう。
またOFFICE WORLDでは、キッチン用品・バス用品・スポーツ用品なども扱っています。
お箸コーナーも、この品揃え。
中華系が多いため、私たち日本人に馴染みのある食器や食材には困りませんね。
こちらはタオルコーナー。
このラックが2台分ありました。充実しすぎ(笑)
50セントの激安タオルから売られているのですが、バス用品として使うなら、最低でも1ドル以上の物を選んだ方が良いかもしれません。
あまりパサパサの素材を選んでしまうと、水を十分に吸収してくれず「安かろう悪かろう」になってしまうためです。
スポーツ用品コーナーでは、テニス、卓球、バトミントン、サッカー、バスケットボール他、縄跳びやヨガマットも手に入ります。
簡易テントやガスバーナーといったキャンプ用品も売っていましたよ。
…これはスルーで(笑)
もはや売り物なのかも謎。
ミッキーがすっぽりハマっている本棚自体は、300ドルで安売りされていました。
▼その他、ティモールプラザで何ができるのか詳しく知りたい!という方は、ぜひ以下の記事も参考にしてみてください。

3. Meimart(美超市)
スタジアムやサクラ・タワーから徒歩1分の好立地あるMeimartは、中華系のオーナーが運営するスーパーマーケットです。
価格帯は全体的に少し高めですが、ローカルNGOによるオーガニック野菜や、チーズやヨーグルトといった乳製品、マウベシからのイチゴなど、新鮮な食材が揃っています。
豆や米、ビーツは、一部が量り売りもされていました。
ソーセージ以外の肉は、冷凍が多め。
ただ海鮮コーナーには、東ティモールで見かけるのは恐らく珍しい、生エビが並んでいることも。
中華系ショップともあって、醤油やラー油、香辛料などは文句なしに充実していますよ。
それから、ハチミツの種類が豊富なのは、Meimartならでは!(多分)
ヨーグルトやシリアルに混ぜるだけではなくて、料理でも砂糖の代わりにハチミツを使うことが多いので、個人的にはありがたい品揃えでした。
4. LITA Market(リタ・マーケット)
海沿いの通りに面したLITA Market(リタ・マーケット、もしくはLita’s Store)は、ディリの北東部に滞在している方からはアクセスの良いスーパーです。
残念ながら入り口のところで店内撮影NGと注意を受けてしまいましたが、野菜やフルーツの種類、そしてジュースや油といった液体物は、Meimartよりも豊富な印象を受けました。
リタ・マーケットの目の前には、見ているだけで楽しくなるような、新鮮なフルーツや野菜を売っている市場があります。
値段は売り子さんの気まぐれにもよるので、買いたいものがあれば、まずは複数のお店で値段を聞いてみると良いかもしれません。
例えば、ねっとりした口触りと深いコクが美味しい「オレンジ・バナナ」は、ある店では1房3ドルのところ、別の店では1房1ドルで売ってくれました。
5. 8スーパーマーケット
こじんまりとしていますが、コンパクトに必要なものだけを揃えるなら、8スーパーマーケットもおすすめです。
ディリ市内から空港へと向かうニコラウ・ロバート・ロードよりも、一本南に下がった大通りにあります。(Landmark Plazaから南に徒歩10分)
日常生活に必要な食材・飲料・その他キッチングッズやバス用品は、一通り手に入るでしょう。
店舗サイズはそれほど大きくはありませんが、とても落ち着いた雰囲気の中で買い物をすることができますよ。
6. LEADERスーパーマーケット
LEADERSスーパーマーケットは、東ティモールのIKEAと個人的に読んでいるショッピングスポットです。
とにかくFMCG系に強い。
赤ちゃん用のオムツや生理用品もあります。
東ティモール産のコーヒーは選びたい放題。
ビールは1ダースで15ドルです。
むしろ、何がないのか問いたい!
ちなみにコチラ↓のクッキーは、甘すぎずパサパサすぎず、東ティモールのうだるような熱気で甘さを欲している時にオススメです。
ショッピングをするなら、まずLEADERSに寄ってみて、もし足りないものがあればティモールプラザで買い足す、というルートが無駄なく良いかもしれません。
7. Centroスーパーマーケット
セントロ・スーパーマーケット(Centro Supermarket)は、ミクロレット交通量も多い、北海岸の目の前にあります。
ダイビングショップ「Dive Timor Lorosae」や、同じ立地にあるレストランCastaway、格安ゲストハウスTimor Backpackersからは、徒歩1分の便利な立地です。
おすすめは、オーガニックヨーグルト。
1パッケージ4ドルもするのですが、その日のうちに手作りされたものだけが並び、人気のため夕方にはなくなってしまうんです。マウベシのベリーやハチミツと一緒にいただくと絶品ですよ。
東ティモールでお土産購入におすすめのショッピングスポット7選
日本に帰国したら、東ティモールの思い出をおすそ分けしたい人もいますよね。
既にご紹介した7つのスーパーでは、東ティモール産のコーヒーや胡椒、バナナチップスにモリンガなどが売っており、もちろん日用品と一挙にまとめて買うことも可能です。
しかし、折角の東ティモール旅行ですから、やはりお土産にはこだわりたいところ。
そこで、絶対にもらったら嬉しい東ティモールのお土産が手に入るショップをご紹介します。
1. 東ティモールコーヒーなら『Letefoho Specialty Coffee Roaster』
レテフォホ・スペシャルティ・コーヒー・ロースター(Letefoho Specialty Coffee Roaster)は、NGOピース・ウィンズ直営のコーヒーショップです。
東ティモールのレテフォホ村で採れる、真っ赤なチェリーの焙煎豆を購入できます。
こちらは実際にレテフォホのコーヒー農園で収穫されてコーヒーチェリーです。まん丸とした大粒で、宝石のルビーみたいに輝いていますよね!
もちろん、コーヒーは買うだけでなく、その場で飲むこともできます。
Wi-Fiは飛んでいませんが充電場所がありますので、ネット環境を自前できれば作業にもうってつけの癒し系カフェです。
▼レテフォホ・スペシャルティ・コーヒー・ロースターの店内やメニューについては、以下の記事をチェックしてみてください。

2. 東ティモールの伝統工芸品タイスが買える『Rui Collection』
Rui Collection(ルイ・コレクション)は、東ティモール人のデザイナーRuiさんによるブランドショップです。
ポーチは3,000円前後、サンダルやパンプスは5,000円前後、A4サイズが入るバックになると1万円前後と、決して安くはない価格ですが、そのオシャレで可愛く唯一無二にデザインは、一見の価値アリ!
15ドルのパスポートケースなら、お土産にも良いかも?
どれも国外輸出をしていないそうなので、まさに東ティモールだけで手に入る大変貴重なアイテムたちです。
▼ルイ・コレクションの可愛いラインナップについては、以下もチェックしてみてください。

3. ホテル・ティモールのギフトショップ『Things and Stories』
シングス・アンド・ストーリー(Things and Stories)は、洗練されたデザインが魅力的なお土産屋さんです。
ブレスレットが40〜50ドル、ピアスが30ドル後半と、東京での買い物と同じ、いやそれよりもお高いかもしれない価格帯。
ただし、クオリティも他のショップと比べれば高めで間違いありません。
大切な人や目上の方へのギフト、頑張った自分のご褒美には最適かもしれませんね。
4. ティモール・エイド(Timor Aid)
質の良いタイスを手に入れるなら、ぜひオススメしたいのがティモール・エイド(Timor Aid)です。
東ティモールの伝統工芸品の保護や販売、またテトゥン語レッスンをも手がけるローカルNGOで、場所もディリ中心地(シャナナ・グスマン・リーディングルームの近く)とアクセス良し。
中でもティモール・エイドが販売している伝統織物タイスは、天然の草木染めで、柔らかく優しい色合いを演出しています。
またティモール・エイドでは、テトゥン語の書籍を買うこともできます。
『3匹の子豚』や『星の王子様』など誰もが知る童話から、世界の国旗や数字を学べる児童学習書、さらには東ティモールの伝統工芸品や文化をまとめた写真集まで、豊富に取り扱っていますよ。
私は自分のテトゥン語学習用に、『星の王子様』を購入しました。既にストーリーを知っていると、知らない単語が出てきてもある程度推測しながら読み進めることができます。

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▼公式サイト
Timor Aid
▼ティモール・エイドで行われていた、タイスを使った可愛すぎるファッション展についても、ぜひご覧ください。
https://lorosae.net/sightseeing/1900/
5. アタウロ島発のポップな雑貨『Boneca』
ポップで可愛らしいアタウロ島のアイテムが手に入るのは、首都ディリの国会議事堂から徒歩3分ほどの道路沿いにあるショップ、ボネカ・ドゥ・アタウロ(Boneca de Ataúro)です。
アタウロ島とは、首都ディリから船で1時間かけたところにある離れ島のこと。
その透き通るように美しい水中と、他に類を見ないほど豊富な海洋生物たちに、世界中のダイバーたちが集まる絶景ダイビングスポットとして知られています。
お守りとして伝統的に受け継がれてきたアタウロ人形の、シャナナ版だそうです。
キルトのような刺繍が可愛いこちらは、「パスポートやペンを入れられる」ケースだそう。
ビビットな色合いに、海の生物が描かれているのが東ティモールらしく魅力です。
こちらは、手乗りサイズのワニの置物。つぶらな瞳が可愛らしいですね。
アタウロ島では、子どもたちに「お守り」としてプレゼントすることもあるとか。
▼なぜワニ?と疑問に思われた方は、以下をチェック!東ティモール人にとっては、とても大切な動物です。

6. ニコラウ・ロバート国際空港の『Things and Stories』
滞在中に東ティモールのお土産を買い忘れた!という方のために、空港でもラストチャンスがあります。
税関を抜けたところにある『Things and Stories』は、ホテル・ティモールに入っている雑貨屋さんの支店であり、同じデザインのアイテムが多数揃っています。
7. タイス・マーケット(Tais Market)
ディリ教会やホテル・ティモールから徒歩5分ほどに位置するタイス・マーケット(Tais Market)では、タイス布からアクセサリー、ポーチ、バック、ペットボトルホルダー、「I love Timor」グッズなど、ありとあらゆるタイス製品が売っています。
ただし、インドネシア産のタイスを大量輸入しているという噂もあるので、注意してください。
東ティモールのお土産は何を買えばいいの?という方のために
以上、東ティモールの首都ディリでショッピングを楽しめるスポット14選でした。
東ティモール土産は何が有名なの?という方は、ぜひ以下の記事も参考にしてみてください。
友だちや家族、大切な人へのギフトにピッタリな商品を多数ご紹介しています:

もし買い物中に現金がなくなってしまったら、以下の記事で紹介しているATMも活用してくださいね。

それでは快適な旅を!
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